チャートタイプ

クエリビルダを使用してクエリを構築する場合には、最適フォーマットでデータを表示するさまざまな視覚化タイプがあります。

この表にはすべてのチャートタイプが含まれます。チャートタイプをクエリで使用できるかどうかは、以下に依存します。

• クエリのタイプ（一部のクエリ結果は一部のチャートタイプとは一致しません）
• クエリモード（基本またはアドアンスト）

面グラフ

面グラフには、単一の属性に関する時系列データが表示されます。

面グラフを有効にするには、クエリにFACETを追加します。

ファセットを使用して属性を最大5つまで、カンマで区切って追加できます。NRQLクエリでFACETを使用する場合は、TIMESERIES関数を使用します。

バーチャート

バーチャートには、クエリ結果で返されたカテゴリー間の比較が表示されます。

バーチャートを有効にするには、クエリにFACET句を追加します。

FACET句は、カンマで区切られた最大5つの異なる属性に使用できます。

ビルボード

ビルボードチャートは、結果を単一の、非常に見やすい値として表します。これは、このクエリから、クエリが単一の数を返す場合のオプションです。

SELECT uniqueCount(session) FROM PageView since 1 day ago

ビルボードチャートは、 Apdex関数などの単一統計クエリに便利です。ビルボードを使用すると、値を一目でモニターできます。

ビルボードは、複数の状況にまたがる単一の値を比較する際にも使用できます。たとえば、COMPARE WITH句を使用して、2つの異なる時間枠の同じ属性を比較します。

データをビルボードチャートで使用できるようにするには、単一の値を検索します。ドロップダウンからファセットを追加することで、複数の値を表示できます。

Thresholds

オプションで、ビルボードのWarningおよび/またはCritical閾値を設定できます。 設定が完了すると、サービスが正しく機能している場合、チャートのフルボックスは緑色になります。閾値を超えると、チャートは黄色（警告）または赤色（クリティカル）に変わります。クエリビルダーのチャート編集ペインの右側にある閾値フィールドにアクセスします。

閾値を使用する上で役立つヒントをいくつかご紹介します。

• パーセンテージには、小数点以下の形式を使用します。たとえば、閾値が99.5%の場合、100で割って値を0.995に設定します。

• 値が所定の値を上回るのでなく下回った場合にチャートを強調表示したい場合、

  Warning

  閾値を

  Critical

  閾値より高く設定します。

Uses

ブレットチャート

ブレットチャートタイプを使用して、リミットと呼ばれるターゲットまたは目標に向けた進捗状況を表します。このチャートタイプを使用するには、以下のような単一の数を返すクエリを実行します。

SELECT uniqueCount(session) FROM PageView SINCE 1 day ago

ブレットは、デフォルトで結果のクエリ値の2倍を限度とする値に設定されています。リミットを調整する場合は、Limitフィールドに別の数値を入力します。ブレットは、それに応じて変更されます。

ファネル

指定した目標に向けたステップとなる一連の関連データ型を評価するには、ファネルを使用します。ファネルでは、以下を問い合わせできます。 「（A）を行った人のうち、（B）も行ったのは何人であり、また（A）と（B）を行った人のうち、（C）も完了した人は何人だったでしょうか？」

この例では、ランディングページを見た訪問者のうち、何人が以下を行ったか判別する必要があります。

• 製品を閲覧した。

• 次に、買い物かごに1つ以上の製品を追加した。

• 最後に、買い物かご内の商品を購入した。

  他のクエリとは異なり、クエリではSELECT funnel()文を使用する必要があります。ファネルチャートは、他のどのクエリの種類からも選択することができません。

  さらに、ファネルチャートタイプは、ステップ数が8以下のクエリでしか使用できません。8を超えるステップを含むファネルクエリは、JSONとしてのみ結果を返します。

  SELECT funnel(session,
      WHERE pageUrl like '%/index.html' AS 'Landing',
      WHERE pageUrl LIKE '%/browse/phones' AS 'Browse ',
      WHERE pageUrl LIKE '%/shoppingcart' AS 'Cart',
      WHERE pageUrl LIKE '%/checkout' AS 'Purchased')
      FROM PageView where appName = 'WebPortal' AND duration < 1
      SINCE 1 week ago

  コピー

  以下の場合は、ファネルチャートを使用します。	ランディングページとして指定するページをヒットした後に、訪問者が取るパスを視覚的に評価する場合。
  以下の場合は、ファネルチャートの使用は回避します。	WHERE句における属性数のみが必要な場合。クエリでSELECT funnelを使用しない限り、ファネルは選択できません。

ヒートマップ

ヒートマップは、色のグラデーションを使用した表形式でデータを表示し、特定の時間バケットにおける頻度を示します。

ヒートマップを有効にするには、数値属性を含むHistogram()関数を使用し、FACETを使用して、カンマで区切った属性を最大で5つまで追加します。

ヒストグラムベースのチャートの詳細については、ヒストグラム：データ分布を表示するを参照してください。

ヒストグラム

ヒストグラムを使用して、時間バケットにまたがるデータ分布を示します。ヒストグラムベースのチャートの詳細については、ヒストグラム：データ分布を表示するを参照してください。

JSON

返されたJSONを使用して返された生データを確認し、New Relic Insightsとのインテグレーションの開発に役立てます。インテグレーションを実行するには、リモートクエリを使用して、生のJASONをサービスとして取得します。

これを使用するには、 Shareメニューを選択し、 Copy JSONをクリックします。

NRQLクエリの例

SELECT uniqueCount(name) FROM Transaction
WHERE http.statusCode = '200'
TIMESERIES
FACET appName
LIMIT 10
SINCE 24 hours ago

JSOONレスポンスの例：

{
  "metadata": {
    "contents": {
      "messages": [],
      "timeSeries": {
        "messages": [],
        "contents": [
          {
            "function": "uniquecount",
            "attribute": "name",
            "simple": true
          }
        ]
      },
      "bucketSizeMillis": 1800000
    },
    "eventTypes": [
      "Transaction"
    ],
    "eventType": "Transaction",
    "openEnded": true,
    "messages": [],
    "beginTimeMillis": 1556226069396,
    "endTimeMillis": 1556312469396,
    "beginTime": "2019-04-25T21:01:09Z",
    "endTime": "2019-04-26T21:01:09Z",
    "guid": "5238a2c6-328d-a5ff-9185-7f3f04c42d1e",
    "routerGuid": "1aea2ec5-0be8-3a60-7554-851e1b016eb0",
    "rawSince": "24 HOURS AGO",
    "rawUntil": "NOW",
    "rawCompareWith": "",
    "facet": "appName",
    "offset": 0,
    "limit": 10
  },
  "facets": [
    {
      "name": "RPM Combined Production",
      "beginTimeSeconds": 0,
      "endTimeSeconds": 0,
      "timeSeries": [
        {
          "results": [
            {
              "uniqueCount": 415
            }
          ],
          "beginTimeSeconds": 1556226069,
          "endTimeSeconds": 1556227869,
          "inspectedCount": 4589471
        },
        [
          {
            "uniqueCount": 1714
          }
        ],
        "beginTimeSeconds": 1556310669,
        "endTimeSeconds": 1556312469,
        "inspectedCount": 53341469
      }
    ],
    "total": {
      "results": [
        {
          "uniqueCount": 2651
        }
      ],
      "beginTimeSeconds": 0,
      "endTimeSeconds": 0,
      "inspectedCount": 5053841114
    }
  },
  "performanceStats": {
    "inspectedCount": 6088068932,
    "responseTime": 8077
  }
}

...

折れ線グラフ

折れ線グラフは、経時的な動向を見つける上で役立ちます。

基本モードで作業する場合は、経時的にプロットできる単一属性を選択します。

NRQL、SELECTを使用する場合は、経時的にプロットできる1つ以上の属性を選択してから、TIMESERIES関数を使用します。

円グラフ

円グラフはテーブルのグラフ表現です。これは、FACET句が使用されるときに、一部の関数のオプションとして表示されます。このチャートタイプを使用するには、それぞれの属性セットに対して一つの値を返すクエリを実行します。

円グラフを有効にするには、ドロップダウンからFACETを追加します。

基本クエリモードで追加できるFACETは1つのみです。NRQLを使用している場合は、FACETを使用してカンマで区切られた属性を最大5つまで追加し、TIMESERIES関数を含めることができます。

円グラフは、集計関数（average、apdex、min、max、percentage、percentile）では利用できません。uniqueCountでは、パーセントを100%以上に集計できます。

円グラフのパーセント問題

uniqueCount集計関数で円グラフを使用する場合、パーセントは100%以上まで追加できます。これは、一意にカウントされる属性を複数のファセットに表示できるためです。たとえば、クエリSELECT uniqueCount(user) FROM PageView FACET appNameでは、1人の一意のユーザーが複数のアプリを使用する場合があります。これらの各ユーザーは、適切な各ファセット（アプリ）のユニーク値に含まれますが、ユニークユーザーの合計数は変わりません。

これを解決するには、バーチャートまたはテーブルを使用して、uniqueCountデータのより正確な可視化を提供します。

テーブル

テーブルは、特定の属性に関連した一連の値を示す標準的な表示の仕方です（たとえば、ユーザーエージェント名やログの詳細などのすべてのページビューのカウント数）。デフォルトでは、すべてのテーブルをいずれのカラム別で並べ替えできます。

FACET句を使用している場合、結果は通常テーブルとして返されます。

テーブルを他のダッシュボードへのショートカットとして使用できます。テーブルが属性別にファセットされている場合、エントリーを選択すると、その属性別に絞り込まれた既存のダッシュボードに移動します。

また、テーブルチャートはCSVファイルにエクスポートできます。

• フィルタがダッシュボードに適用されると、ダウンロードにはフィルタに基づくデータのサブセットのみが含まれます。
• 特定の固定時間範囲が選択されると、CSVにはその期間のデータが含まれます。
• 複数の属性でクエリすると、エクスポートにはクエリ内のすべてのFACETの列が含まれます。
• 現時点に依存する時間範囲のチャートの場合（たとえば、since 30 minutes ago）、CSVのデータは、チャートが初めて生成されたときではなく、現時点から生成されます。