New Relicのオンホストインテグレーションは、MySQLやApache、Redisなど、ホストで実行しているコアサービスからデータを収集するタイプのInfrastructureインテグレーションです。
オンホストインテグレーションのインストール方法は、セットアップとニーズによって異なります。すべてのインストール方法と、いつ使用するのが適切かの概要は以下のとおりです。
必要なもの
オンホストサービスからデータを収集するのに必要なものは、Infrastructureエージェントとオンホストインテグレーションの2つだけです。すべてのオンホストインテグレーションで、Infrastructureエージェントがホストにインストールされている必要があります。システムのデータ収集の他に、エージェントはインテグレーションのデータのフォワーダーとして機能し、ログを転送できます。
Infrastructureエージェントとそのインテグレーションは、システムとコアサービスからデータを収集し、New Relicにログを転送できます。バックエンドアプリケーションメトリクス(APM)は、別のAPMエージェントが収集します。各インテグレーションとフォワーダーがNew Relicデータベース(NRDB)でどのように異なるデータタイプをフィードするかに注意してください。
クイックスタート
最も迅速に使い始めるには、ガイド付きインストールを使用します。
インストレーション方法を選択
サービスは単一の物理ホストやVM、KubernetesやECSでオーケストレーションされたコンテナで実行できます。どのようなセットアップでも、当社のオンホストインテグレーションは御社の環境に対応し、適切なインストール方法を選択するだけで、データをNew Relicに送信できます。
オーケストレーションされた環境でサービスを実行している
コンテナ化されオーケストレーションされた環境でサービスを実行している場合、次のシナリオを選択します:
オンホスト インテグレーションとECS、 Kubernetes インテグレーションは一緒に実行できます。詳細については、Kubernetes インテグレーションの概要とECSインテグレーションの概要をご覧ください。
オンプレミスサービスまたは単一のVMでのサービスを実行している
オーケストレーションなしで、またはオンプレミスでサービスを実行している場合、次のシナリオを選択します。
Windows Serverで実行されるサービスのインテグレーションは、.MSIインストーラまたは公式のzipファイルを使用してインストールできます。MSI インストールをお勧めします。
最新の .MSI インストーラ イメージは当社のリポジトリからダウンロードします。
アドミニストレーターのアカウントで、絶対パスを使用してインストールスクリプトを実行します。
msiexec.exe /qn /i PATH\TO\integration-name.msi
C:\Program Files\New Relic\newrelic-infra\integrations.d\integration-name-config.yml.sample
をintegration-name-config.yml
に変更し、必要に応じて編集します。
Infrastructureエージェントを再起動します。
以下の手順に従い、apt
でオンホストのインテグレーションをインストールしてください。
まだ無い場合は、ご利用のオペレーティングシステムに合わせた Infrastructureエージェントをインストールしてください。
コマンドラインから、以下を実行してください。
以下のコマンドを実行します。コマンドのINTEGRATION_FILE_NAMEは、インテグレーションのファイル名を表します。詳しくは、インテグレーションのドキュメンテーションを参照してください。
sudo apt-get install INTEGRATION_FILE_NAME
特定のオンホストのインテグレーションに関しては、追加のインストール手順に従ってください。
yum
を使用してインテグレーションパッケージをインストールするには、次の手順を実行します。
まだ無い場合は、ご利用のオペレーティングシステムに合わせた Infrastructureエージェントをインストールしてください。
コマンドラインから、以下を実行してください。
sudo yum -q makecache -y --disablerepo='*' --enablerepo='newrelic-infra'
以下のコマンドを実行します。コマンドのINTEGRATION_FILE_NAMEは、インテグレーションのファイル名を表します。詳しくは、特定のオンホストインテグレーションを参照してください。
sudo yum install INTEGRATION_FILE_NAME
特定のオンホストのインテグレーションに関しては、追加のインストール手順に従ってください。
以下の手順に従い、zypper でオンホストのインテグレーションをインストールしてください。
New Relic Infrastructureがまだ無い場合は、ご利用のオペレーティングシステムに合わせた Infrastructureエージェントをインストールしてください。
コマンドラインから、以下を実行してください。
sudo zypper -n ref -r newrelic-infra
以下のコマンドを実行します。コマンドのINTEGRATION_FILE_NAMEは、インテグレーションのファイル名を表します。詳しくは、インテグレーションのドキュメンテーションを参照してください。
sudo zypper -n install INTEGRATION_FILE_NAME
特定のオンホストのインテグレーションに関しては、追加のインストール手順に従ってください。
手動のインストールプロセスは、自動化されていません。手動インストールを選択した場合、異なるファイルを正しいフォルダに入れると共に、エージェントがすべてのインテグレーションを実行する権限を保有していることを確認する必要があります。
Tarファイルからインテグレーションをインストールするには:
tarball リポジトリからパッケージ化されたインテグレーション ファイルをダウンロードします。
エージェントがインテグレーションの定義、設定、および実行ファイルを見つけることができるように、当社のインテグレーションのファイル構造と配置ルールに従ってTarファイルを解凍します。
定義ファイルを含むバイナリをエージェントディレクトリのnewrelic-integrations
またはcustom-integrations
に配置します。
インテグレーションの設定ファイルをプラグインディレクトリの下に配置します。
nrjmx
ツールが必要なインテグレーションについては、次の追加の指示に従います。
New Relic JMX ツールの使用
一部のインテグレーション(JMX、Cassandra、Kafkaなど)には、nrjmx
ツールが必要です。インテグレーションでこのツールが必要な場合は、当社のリポジトリからダウンロードして解凍します。
重要
nrjmx
には、Java 8またはそれ以降が必要です。
JMXインテグレーションバージョン2.3.3以上、およびCassandraインテグレーションバージョン2.3.0以上では、nrjmx
ツールは依存関係として含まれています。このため、パッケージマネージャを使用する場合、nrjmx
ツールを手作業でインストールする必要はありません。
nrjmx
がすでにインストールされており、nri-jmx
をインストールする場合、当社のJMXツールはすでにインストールされたバージョンを保持します。nrjmx
がまだインストールされていない場合、最新のnrjmx
リリースを取得します。
デフォルトでは、nrjmx
の場所は/usr/bin/nrjmx/*
です。別の場所にインストールするには、NR_JMX_TOOL
環境変数に新しいパスを設定します。
エージェントの更新
オンホストインテグレーションが最新の状態であり続けるよう、通常の手順に従いオンホストのインテグレーションパッケージをアップデートしてください。