そして次のようなさまざまな種類のグラフが利用可能です。
例えば、APMのサマリーUIページでは、チャートの種類をこのようなアイコンで表現しています。
レスポンスタイムチャート
レスポンスタイムチャートは、色分けされた積み重ね棒グラフです。応答時間とは、要求者の視点から見た トランザクション の継続時間であり、必ずしもトランザクション内で費やされたすべての時間の合計ではありません。
応答時間と総時間の関係には、アプリケーションのインスツルメンテーション・コード内でどれだけの同時実行が行われているかが反映されています。
レスポンスタイム | トータルタイムとの比較 |
---|---|
< | 応答時間が費やした総時間の 未満であれば、ノンブロッキングまたは非同期コンピューティングモデルで並行性を利用していることになります。 |
\= | 応答時間が 費やした総時間と同じであれば、ブロッキングまたはシンクロナスコンピューティングモデルを使用している可能性があります。 |
> | 応答時間が 費やした時間の合計よりも大きい場合、リソースの競合が原因である可能性があります。例えば、応答作業が競合の激しいスレッドプールで実行されている場合、応答が完了する前に他のジョブが終了する必要があります。(エージェントは、リソースの待ち時間を追跡しません)。 |
ヒストグラム・チャート
ヒストグラム・チャートは、選択した期間の応答時間分布を表示します。
大きな外れ値と長い"tails" は、ヒストグラムを表示するブラウザチャートではよく見られます。意味のあるバケツにデータを入れやすくするために、ヒストグラムのデータを95パーセンタイルで意図的にカットしています。そうしないと、少数の外れ値を収容するためにヒストグラムのサイズを2倍以上にする必要があるかもしれません。ブラウザモニタリングにおけるエンドユーザーの応答時間もクランプされています。
パーセンタイルチャート
パーセンタイルチャートを提供している機能(APMやブラウザモニタリングなど)では、レスポンスタイムの理解を深めるために複数のパーセンタイル値を提供しています。
- 99%: 応答時間の99%がこのライン以下で発生したことを示す。これは外れ値を見つけるのに便利です。
- 95%:レスポンスタイムの95%がこのライン以下で発生したことを示す。これは基準を設定するのに便利です。
- 中央値:レスポンスタイムの半分がこの値よりも高く、半分が低いことを示す。
- 平均:全回答の平均
パーセンタイルチャートでは、選択されたアプリのデータが表示されますが、1人のエージェントが監視している可能性のある複数のアプリは表示されません。